淡色の空

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

web拍手←管理人の心の栄養剤。気軽にどうぞ
PageTop

師の、慣れぬ節介

こんばんわ、淡色です。
随分とご無沙汰しておりました~。

さて、今日の更新は、つい先日某スレへ捧げましたお話です。

『毘沙門天さんが香霖堂へ見合いを勧めたらどうなるか』という、
素晴しい呟きをされた方がいらっしゃったので、気付いたら筆を握っていました。
な、何を言っているかわからn(ry

今回は毘沙門天という、どうしてもオリキャラにならざるを得なかったキャラが登場しますので、
そういったものに抵抗のある方は存分にご注意下さい。

それでは以下より、どうぞ~ヾ(・ω・ )


(霖之助、毘沙門天主従、毘沙門天)





いつもの日常と何一つ変わらない、午後の穏やかな昼下がり。
静寂を乱す来客もいない店内で、この店の店主である霖之助は、いつものように本を読み、その静けさを愉しんでいた。
客が来ないのはある意味いつも通りであるため、特に気にすることもなく、彼は読書へと没頭する。
ぺらり、と本の頁を捲る音と、その時に僅かに発せられる衣擦れの音だけが、この狭く閉ざされた世界で動く音だった。
――どれほどそうしていただろうか。
からん、と、いつもは閑古鳥が忙しい店のカウベルが、珍しく控え目にその仕事を全うした。

「失礼する」

そんなカウベルの音と聞き慣れない低い声に、いつも慌しくやってくる紅白と黒白ではない、と判断した霖之助は、つい、と読んでいた本から目線を上げた。
扉を開け、入り口に立っていたのは、まるで甲冑のようにも見える衣服に身を包み、やや厳しい目付きをした、短髪の見慣れない男性であった。

――初顔か。

読んでいた本を閉じ、霖之助は改めてその来客へと向き直る。
来客を遇するスキルを度々魔理沙や霊夢に疑問視される霖之助であるが、そのくらいの技術を身に付けずして奉公が務まるほど、人間の里一番の規模を誇る霧雨の店は甘くはない。
それを彼女たちは知らないだけなのである。

「いらっしゃいませ。香霖堂へようこそ。何をお探しでしょうか?」

男性へ一礼し、敬語で霖之助は尋ねる。
そんな彼の言葉に、男性は何故かやや首を傾げると、ゆっくりと言葉を返した。

「……不躾だが、一つ尋ねる。この店には、主以外に従業員は居るか?」
「いえ、僕一人で切り盛りしています。僕がこの店の店主です」

霖之助の言葉が腑に落ちないように、更に男性は首を傾げる。

――この男は、一体何のつもりなのだろうか。

自然、霖之助の方も身構える。
少なくとも霖之助と目の前の男は初対面であり、互いの名も知らない。
そんな来客に、この店を一人で切り盛りしていたくらいで首を傾げられるような覚えは、閻魔に誓って霖之助にはない。
ないのだが――。

「……では、もう一つ尋ねる。主が、この店の店主の森近霖之助だろうか?」
「……ええ、そうですが……」

その男は、霖之助の名を知っていた。
となれば、何処かで霖之助の名を聞き、この香霖堂を訪れた、と考えるのが妥当だろう。
首を傾げられる理由は相変わらず不明だが、少なくとも向こうはこちらの事をある程度は知っている事は確実であった。

「ふむ……。話に聞いていたのとちと違うな……」
「……とりあえず、立ち話も何ですから。こちらへどうぞ」

カウンター前の椅子を霖之助は勧める。
どうにも『客』である雰囲気のしない男ではあるが、彼の不可思議な呟きの内容に、霖之助は興味があった。
誰から自分の名を聞いたのか、何が聞いていたのと違うのかなど、その内容は霖之助としてもはっきりと確認しておきたかった。

「かたじけない」

随分古風な言葉遣いで男は礼を言うと、つかつかと店内を歩み、どっかと椅子に腰掛ける。
その一挙手一投足は尊大であるが、不思議と様になっており、見ている霖之助に不快感を感じさせていない。
この仕草が当然だという雰囲気を、目の前の男は発しているのだ。
古めかしい口調や堂々としな佇まいと併せて考えると、里の人間や低級の妖怪とは明らかに違う。
その辺にいるような只者ではないのかもしれない。

「改めまして、僕がこの店の店主である森近霖之助です。我が香霖堂へようこそ」
「丁寧な挨拶、感謝する。いかな状況であれ、名乗られたらこちらも返すのが当然の作法か」

霖之助の名乗りを受け、男も名乗る。
――実に、とんでもない名を。

「我は毘沙門天と申す。以前、我が不肖の弟子と部下が世話になったようであるな、香霖堂店主」
「……貴方が、毘沙門天様でしたか」

その男が口にした名に、さしもの霖之助も居佇まいを正す。
――星蓮船に乗っていた妖怪主従の主、或いは上司であり、また仏教における天部を代表する武神である毘沙門天。
そう、その男は名乗った。
名を騙るには余りにも堂々としており、かつ発する雰囲気や感じる力も並のそれではない。
虚勢を張っているかどうか、それくらいは霖之助にも分かる。
それらの判断から、まず本物と見て間違いないであろう。
――久方ぶりに香霖堂を訪れた来客は、実にとんでもない人物だった。
だが、ここで毘沙門天を十分に満足させることが出来れば、この香霖堂に箔が付くのは間違いない。
これはまたとないチャンスでもあるのだ。
霖之助は来客用の湯飲みを取り出し、カウンター下に隠しておいた最高級の茶葉を取り出し、茶を淹れる。
とてもではないが、いつも自身が飲んでいる粗茶や、霊夢に飲まれているそこそこの茶など出せる訳がなかった。

「粗茶ですが」
「すまぬ」

ことり、とカウンターに二つの湯飲みが置かれる。
その一つを毘沙門天は手に取り、ゆっくりと一口嚥下する。
ふむ、と一つ、唸った。

「なかなか良い茶、良い淹れ方であるな。主、茶道の心得でもあるのか?」
「いえ、本格的に学んだことはありません。書物を読んで得た知識で、手慰みに覚えた程度です」
「そうか」

そうとだけ答えて、また一口。
二口目を嚥下し終えて、それからゆっくりと毘沙門天は口を開いた。

「……ふむ。やはり主、我が話に聞いていた人物像とは少々違うな。もう少し無愛想なものを想像していたのだが……。あれが嘘を吐くとは思えぬ。となると、今、我に見せている顔は、あくまで商家の主としての面であるか?」

無愛想、とは率直な言い方である。
だが、そうとはっきり言い切れる程度には、霖之助のことを毘沙門天は知っているようだ。
となれば、その情報の発信源は恐らく――。

「……そうか、と問われれば、はい、と答えざるを得ません。しかし、毘沙門天様は、一体誰から僕のことをお聞きに?」
「我が部下からの報告よ」

部下――というと、星ではなく、ナズーリンの方だろう。
やはり、と、霖之助は胸中で苦い顔をする。あくまで表には出さないが。
星の部下であり、かつ監視役も任されている彼女ならば、確かに宝船騒動の時に関わった霖之助のことを、毘沙門天に報告していても何ら不思議ではない。

「……ナズーリンから、ですか」
「うむ。まぁ毎度毎度、主については大層なことが書かれてあったぞ。我が宝塔を譲ってもらう際には随分とふっかけられただの、拾い物で商いをしている変人だの、普段訪れても無愛想な態度しかしないだの、我への信仰を説いても何処吹く風だの、とな。彼奴もよく飽きもせなんだわ」
「……」

――ある程度は予想していたことであるが、随分と真っ直ぐな書き方をしてくれたものである。
確かにナズーリンの報告したことはあながち間違いではないのだが、あくまで一側面の事柄でしかないことに注意しなければならないだろう。
宝塔を売った際にふっかけたのは、そもそも利益を得れそうな相手から得るという、商人として実に当たり前のことをしただけであるし、拾い物云々は、外の世界の道具などは拾う以外に今のところ入手手段がないからである。
無愛想なのは生まれ持ったもので、それをどうこう言われてもどうしようもない。
信仰云々については個人の自由である。ナズーリンにとやかく言われる筋合いはない、といった具合にである。
その側面について特に言及もせず、堂々と上司にまで報告するあたり、ただの報告というよりは悪意を込めた愚痴であると思ってしまうのは、霖之助の気のせいではないだろう。
しかし、そう考えると、まさか毘沙門天がこの香霖堂を訪れた理由というのは――。

「……毘沙門天様は、もしかしてナズーリンの報告の真偽を確かめにいらっしゃった、ということでしょうか?」

妥当に考えれば、恐らくはこれだろう。
あのナズーリンの性格や能力は、上司たる毘沙門天が最もよく知っているはずだ。
彼女は星への忠誠心も篤い。
そのナズーリンからああもひどい報告が来ており、かつ一度や二度の報告で済んでいないことを考えれば、そんな不貞の輩が弟子や部下の周りをうろちょろしていると考えるのが普通だ。
そんな輩のせいで、弟子や部下に対して何か悪影響があっても困ることだろう。
もしかしたら、もう二人に関わるな、と釘を刺しに来たのかもしれない。
そう考えた霖之助だが、当の毘沙門天は悠然ともう一口、茶を啜った。

「む……確かに、そういう一面もある。だが、あのナズーリンや寅丸が度々報告するくらい、主を気にかけているようなのでな。寅丸はともかく、ナズーリンが他人に良かれ悪しかれ、興味を持つのは珍しい。それがどんな人物かと思うて、仕事の合間に見に来たのだ」
「はぁ……まぁ、確かに二人は度々、この店に友人として訪れてはいますが……」
「ほう。なるほど、その程度には主、二人に懐かれておるか。やはり、文面どおりの悪い意味での報告ではなかったか」

ふむ、と頷く毘沙門天だが、度々の来店がすぐさま二人が懐いているから、という理由に結び付くかは、霖之助にしてみれば謎だ。
だが、あの二人を霖之助以上に知っている毘沙門天が言うのだから、恐らくそうなのだろう。
だからと言って何かが変わるわけではないのだが。

「……時に、一つ尋ねるが」
「はい、何でしょうか」
「主、独り身か?」
「……」

突如として尋ねられた、今までの話題と見事なまでに掠らない話に、霖之助は危うくいつものように大きな溜息を吐きそうになった。
神仏の前、それも仏の中でもなかなか高位である毘沙門天の前であったため、何とか押さえ込むことには成功したが。

「……はい。ご覧のように、気のままに商売をしているものですから」
「そうであるか。ふむ、では我の足労も無駄にはならぬようだな」

毘沙門天の呟きに、霖之助は胸中で首を傾げる。
毘沙門天の来店と霖之助の独り身であるという事実のどこに接点があるというのだろうか。
少なくとも、霖之助には見出すことが出来なかった。
――次の、毘沙門天の言葉を聞くまでは。

「では、それらを踏まえて、主に訊こう。――主、寅丸かナズーリン、いずれかと見合いをするつもりはないか?」
「……はい?」

今、目の前にいるのが高位の神仏でなく、いつもの常連であったなら恐らく即店内退出を命じたであろう言葉に、霖之助は目を瞬かせる。
とても今、目の前にいる神仏の発する言葉とは思えず、最初何かの聞き違いかと思ったくらいだ。

「……あの、毘沙門天様。それは一体――」

何の冗談ですか、と続けようとした言葉は、急に勢い良く紡がれた毘沙門天の言葉に圧殺された。

「いや、ちょうど最近、愛染殿に『いくら仏門の者とは言え、千年も自身に仕えた部下の良縁くらい探してやらずにどうするか』と説教されたのだ。無論、我は財宝神ゆえ、良縁を扱うのは専門外であったが、愛染殿の言う事にも一理あったのでな。それ故、ナズーリンの報告にあった主が如何な人物か確かめ、悪意無き人物であれば見合いを勧めようと思い、今回この地へと訪れた次第なのだ」
「は、はぁ……」

古めかしい言葉遣いは変わらないが、今まで強く感じていた威厳が急に薄らぎ、困ったように頬を掻く毘沙門天に、霖之助は呆気にとられる。
――だが、彼が困っているというのは真実だろうと、やや呆然としながらも霖之助は納得する。
毘沙門天は日本では財宝神、或いは軍神として信仰を集めているため、今彼がとっている行動と言うのはまるで専門外であり、勝手も全く分かっていないだろう。
これの分野はまさに今話に出て来た、愛欲を向上心へと昇華させ、仏の道を歩ませる愛染明王の管轄であるのだから。
――だが、そんな事を考えても何も始まりはしない。
相手が毘沙門天でなければ間違いなくとっとと一蹴しているだろうが、それも勿論出来ない。
毘沙門天本人はあくまで星やナズーリンに対する親心にも似た気持ちでこうしているのだろうから、それをにべも無く一蹴されれば間違いなく気に障るだろう。
様々な道具を商う香霖堂にとって、財宝神である毘沙門天は、七福神の中では恵比寿の次に敵に回してはいけない神なのだ。
出来るだけ波風立てず、それとなく断るためにはどうすればいいか、霖之助は必死に思考を回転させる。
頷いてしまうのが最も簡単かつ穏便に事を済ます方法ではあるが、間違っても安易に頷いていい内容ではなかった。

「……しかし、急にそのような事を仰られても、僕としても少々突然過ぎて何とも。それにこういう話は、いくら目の眩むほど長寿である妖怪であれ、後の生涯に決して少なくはない影響もあるかとも思います。やはり、当人たちも挟んで話をした方がよろしいと思いますが……」
「ふむ。まぁそれもそうよな。いくら我の部下とて、生涯に関わる問題に対してまで独断による横暴は出来ぬ。唐突であったのも確かか。主の言う事も尤もである」
「えぇ。ご理解頂き、感謝の極みです」

予想外に話の分かる毘沙門天に、霖之助は心中で大いに胸を撫で下ろす。
その堂々とした受け答えや、半妖たる霖之助の話も聞き入れ、そして受け入れる度量に、一瞬信仰心が芽生えそうになった。
――だが、さすがにこれで話が終わり、といく程、現実というものは甘いものではなかった。

「しかし、これで話が終わったのでは、我の足労も無駄になろう。彼奴ら二人については連れてくる時間も無き故にまた日を改めるが、主の所存については今でも問題はあるまい?」
「……確かに、それならば問題はありませんが……」

霖之助の言葉のあやを衝く、というわけではないのだろうが、毘沙門天が次に矛先を向けたのは霖之助自身であった。

「なに、そう身構える必要は無い。あくまで参考程度に、寅丸かナズーリンのどちらが主の好みか聞くだけである。その方が、我としても主に対する手間が半分になるのでな。今回は結納はいつにする、といったような込んだ話にするつもりはない故、正直に申してみよ」
「……えぇと……」

ずず、と茶を一口含み、自分の部下との縁談を勧めてくるその姿は、霖之助にどことなく里の娘との縁談を勧めてくる霧雨の大旦那を彷彿とさせた。
大旦那も毘沙門天も、どちらも今の霖之助にとって逆らい辛い相手であり、適当にあしらうことが出来ないという点で言えば、全く同じであると言っても良かった。
そしてこういう場合、断ってもなかなか相手が折れてくれない、というところまで似ていそうで、どことなく不安になってくる。
――とりあえずは、何より自分は断りたい、という態度を示すのが肝要である。
まずは基本、穏便に断ってみることにした。

「……そのお話は、この身の上には勿体無いものではあります。ですが、ご覧のように、僕は自らの気のままに古道具屋を営んでいるものですから。仮にも四天王、毘沙門天様の部下たる彼女たちには、この場所を気に入っている僕は相当に分不相応ではないかと存じますが」

言外に、客のいない店を好き好んで営む輩など不適当だろう、と霖之助は意味を込める。

――こんな時に、余り客が来ないのが言い訳になるというのも便利なものだな。

別に客が来ないのがどうこうなどと、霖之助自身が考えているわけではない。
必要とする道具があるのなら、客は放っておいても向こうから来るものである。無理に呼ぶつもりもない。
だが、普段は悪い意味しか持たない事実でも、時には思いもかけない手段に成り得るのだ。
人間万事塞翁が馬、というやつであろう。
星やナズーリンの良縁を探しているという毘沙門天からすれば、気のままに流行らない店を営んでいる男など、とても良縁とは呼べないと理解してくれるだろう。
話が通じない相手であれば不十分だろうが、毘沙門天相手であれば、今の理由でも十分に理解してくれるだろう。
――そう、霖之助は思ったのだが。

「ほう。であれば、この道具屋にあの二人は最適であるな。財宝を集める寅丸は言うまでもなく、拾った道具で店を営むという主にとって、ナズーリンの探知能力は大いに役立つであろう。協力して店の財政を上向きにしてこそ、夫婦と呼べよう。修行の一環にもなるであろうしな」

嗚呼、現実とはやはり、人の思うようには決して動かない。
断るために霖之助が言った言葉が、より毘沙門天が二人を勧める動機を強めたような気がしてならない。
――と言うより、確実に強めたことだろう。
先ほどから「そうかそうか」と頷きまくっている毘沙門天を見るに、間違いないだろう。

――まず、第一の手段の失敗を、霖之助は感じ取った。
しかも目的の失敗だけでなく、状況を更に悪化させるという、霖之助にとってはまさに舌打ちをしたくなるような失敗である。
だが、いつまでも今の失敗に愚痴ってはいられない。
毘沙門天の中で、霖之助が二人のどちらかと見合いをすることが確定事項へと化ける前に、急いで手を打たねばならない。

「いえ、ですから、毘沙門天様――」

ややこしい婉曲表現を止め、もう少し率直に断ろうと霖之助が口を開いた矢先。
からんからん、と、本日二回目の仕事をしたカウベルが来客を告げた。

「――」

いつもは気怠さを隠しもせずに来客へと目を向ける霖之助であるが、この時ばかりは違った。
いつもよりも遥かに機敏な動きで、霖之助はこの店の入り口ドアへと目を向けた。
――その目的は、一つしかない。
来客という外界からの第三者の介入により、事態の好転を狙うことだ。
例えば、この来客が魔理沙であったならば。
この娘と付き合いをしている、とでも言えば、毘沙門天も今度こそ諦めてくれることだろう。
魔理沙には少し勘違いされるかもしれないが、後でしっかりと説明してくれれば分かってくれるはずだ。
伊達にそれなりに長い付き合いをしているわけではないのだから。
別に魔理沙でなくとも、霊夢でもいい。
どちらも後で何かを集られるかもしれないが、背に腹は変えられない。
とにかく、霖之助は現状の打破を狙いたかった。
――狙いたかった、のだが。

「ご主人、やはり今日は止めましょう? 何だか嫌な予感がするんです」
「もう、ここまで来て何を言ってるんです? ナズーリンはともかく、私はあまり来る機会が無いんですから」

半開きのドアの向こうから聞こえた、聞き覚えのある二人分の声に、霖之助は目の前が真っ暗になる感覚を覚えた。
誰かの声を聞いただけでここまでがっくりとしたのも、百年以上生きている霖之助でも滅多にない。

――何故、どうしてこのタイミングで、よりによって君らが来るのだろうか。僕が何か悪い事でもしたか……?

泣きっ面に蜂、という言葉の意味を、これ以上なく霖之助は理解した。
理解したのでもうこれ以上はいらない、と叫びたくなったが、現実はどこまでも情け容赦がなかった。
半開きだったドアは開け放たれ、その向こうに、やはり霖之助の思い描いた通りの人影が二人分、立っていた。

「こんにちは、ご無沙汰してました、店主さ――」
「……やぁ、暫くだね、霖之助く――」

共に開口一番、霖之助への挨拶をした二人だったが、霖之助と、そのすぐ前に座っている人影を目にし、二人同時に固まった。
ゆらり、と二人の声に応えるように、その人影の主である毘沙門天が、入り口を振り返った。

「おお、聞き覚えがある声かと思えば、貴様らか。久しいな」
「び、毘沙門天様!?」
「――っ!?」

この時、霖之助は初めてナズーリンの驚いた顔を見た。
この場にまさか自分達の上司が来ているだなどと、それこそ言葉どおり夢にも思っていなかったのだろう、二人とも目を見開いたまま、固まってしまった。
――だが、そこからの二人の行動は早かった。
すぐさまある程度まで――相手への敬意、崇敬を損なわないほど近すぎず、かつ言葉を聞き逃してしまうほど遠すぎず――毘沙門天に接近すると、すぐに二人同時に左膝と右手を地へと付け、深々と頭を下げた。
文字通り傅いた二人を、毘沙門天は今まで霖之助が見ていたものよりも遥かに畏敬を感じさせる表情で、悠然と上から眺めた。
その一連の動き、やり取りはごく自然でかつ洗練されており、見る者に美しさすら感じさせる。
ゆっくりと、しかし確実に漂って来る張り詰めた緊張感に、霖之助はただ三人のやり取りを眺める他なかった。

「――お久しぶりです、毘沙門天様。お変わりないようでこの星、安心いたしました」
「我が主、星に同じく。長らく御前に参らず、申し訳ございません」
「構わん。貴様らの詳細は耳に挟んでおる。あの尼公を魔界より復活させたそうな」
「はい。その通りで御座います」
「……その働きを聞き、こうして久々に会うてその姿、雰囲気を見るに、変わらず日々精進しておるようだな。その勤勉実直さは見事である。以後も粉骨砕身、励め」
「勿体無きお言葉、我が身に余ります」
「ナズーリン。貴様も同様である。その働きには期待しておる故、以後も寅丸を補佐し、励むが良い」
「は」

毘沙門天の言葉が発せられる間、文字通り微動だにすることなく、二人は答える。
その言葉、声、身に纏う雰囲気は、普段の二人のそれとは全く違う。
同じ容姿をした別人と言ってもいい。
少なくとも、声だけ聞いても星とナズーリンが話しているとは分からない人もいるのでなかろうか。
星とナズーリンの事は、この幻想郷に来てからの姿しか知らなかった霖之助だが、その姿が一気に目の前のものに書き換わってしまいそうな程、衝撃を受けていた。
そんな、半ば呆然としていた霖之助に気付いたのだろう。
毘沙門天は少し困ったように、今までの畏敬しか感じさせなかった相好をやや崩し、霖之助に向き直った。

「……いかんな。法界でもないのに、ついいつもと同じようにしたか。貴様らももう良い。面を上げよ。この店にいつも訪れる時のようにして構わん」
「……は」
「恐れながら」

毘沙門天の許可を得て、星とナズーリンはようやく顔を上げた。
――その顔は、いつものどこかのんびりしたような星の顔でもなく。
また、いつものように、絶えず皮肉っぽさを湛えたナズーリンの顔でもなく。
まさに精悍と言うべき、凛とした表情を湛えていた。

「――さても堅苦しい所を見せたな、店主。この場には相応しくないものであった。許せ」
「あ、あぁ、いえ。お気になさらず。僕としても、恐らくは決して目にする事が出来ない二人の姿を見る事が出来ました。恥ずかしながら、今まで僕が彼女たちに抱いていた評価を少し改めないといけないようです」
「ほう、そうか。まだまだ至らない弟子と部下だが、主の評価が好転するのであれば、それは幸いであった」

星とナズーリンがやって来る前のように、霖之助と毘沙門天は会話を始める。
――その一方で、そんな二人の様子を落ち着いて見ていられないのは勿論、星とナズーリンだ。

――な、なななナズーリン! 何で毘沙門天様がこのお店にいて、しかも店主さんとこんな親しげに話してるんですか!?
――そんなの私にも分かりませんよ! だから嫌な予感がするから止めようと言ったんです! これからどうするんですか!?
――そ、そんな事を言われても……。

こそりこそり。
霖之助の方を向いている毘沙門天の背後で、決して毘沙門天には漏れないよう、主従の内緒話が繰り広げられる。
あわあわと慌てふためく星に、とりあえず、とナズーリンは言う。
星に比べ、ナズーリンはまだ何とか冷静だった。

――と、とにかく、コソコソ話していても埒があきません。何げなく、かつさり気なく、現状を聞き出した方がいいんじゃないですか?
――そ、それもそうですね。毘沙門天様からもいつも通りで良いと、許可は頂いていますし……。

ナズーリンの提言に、星は頷く。
問題に対処するためには、現状の把握は何よりも優先して行うべきであった。
突然のことに慌てると、当たり前のこともなかなか思いつかないものである。
こほん、と声の調子を整えてから、星はゆっくりと言葉を紡いだ。

「――恐れながら、毘沙門天様。一つ御伺いしたき事が御座います」
「む? 何ぞ」
「此度、この地を訪れ、この店にいらっしゃった理由をお尋ねしたく。仮に毘沙門天様がいらっしゃると存じておりましたならば、私とナズーリン、そして聖尼公も、喜んで到着をお待ちしておりましたのですが……」
「――」

まずい、と霖之助は思った。
さっきまでの流れ、雰囲気にらしくもなく圧倒されていたため、今の今まで完全にその部分の考えが抜け落ちてしまっていた。
ただ呆然と三人を眺めていた時間、何か対策案を考える時間は十分にあったのに、霖之助の手元には切るべきカードが何一つない。
自分で自分に唾棄したくなるような失態だった。

――時間は、戻った。
来客によって事態は何一つ好転せず、寧ろ悪化の一途を辿っていた数分前へと。
そんな霖之助の心情、焦り、絶望、諦観に、覚り妖怪でない毘沙門天が気付くはずもなく。

「おぉ、そうであった。貴様ら、良いところに来たな。実はな、今回我がこの店を訪ねたは、店主に貴様ら二人のどちらかと見合いを勧めようと思っておってな。その為に今回、我の仕事の合間にこの地を訪れたのだ。貴様らに一報を入れなんだは、前々から訪れる予定があったわけではないからよ」
「――はい?」
「――何ですって?」

今まで凛々しさを決して崩す事のなかった二人の表情が、一瞬にして崩壊した。

「み、みみみ見合いですか!? わ、私とナズーリンの!? 」
「し、しかもこの男とですか!?」
「……突然の話故、慌てるのも分からんではないが、二人とも少しは落ち着くが良い。なに、まだ話を店主に持ち出しただけよ。何一つ、話は進展しておらん。どちらと見合いをしたいか、と訊いたばかりよ」
「てっ……店主さん、と、って……」
「……む、ぅ……」

そう言われ、二人の視線が霖之助に向いたのは、致し方がないことだろう。
誰だって見合いをする、と言われれば、その相手がよく知っている知人であれ、確認するのは当たり前だ。
当たり前なのだが――その視線が、いつもよりも若干熱っぽく見えるのは、何かの気のせいだろうか。
まさか、こんな降って湧くようなほど軽くもない話を、二人は本気にしているのではないのだろうか。
――そんなわけはない、とは思う霖之助だが、二人の表情や言動を見ていると、万が一本当に本気にしていた場合が怖い。
念のため、先ほど毘沙門天にも言った断り文句を、この二人にも言っておくことにした。

「……まぁ、話は毘沙門天様の仰ったとおりさ。まだ話を聞いたばかりだからね。……だが、仮にも君ら二人は毘沙門天様の弟子と部下だ。少々この店には不釣合いじゃないか、とは、毘沙門天様にも申し上げたんだが」
「――」

その言葉を聞き、はっとしたような表情を浮かべたのはナズーリンだった。
どうやら、霖之助の言わんとしていることを察してくれたらしい。
それを証明するかのように、ナズーリンはゆっくり口を開いた。

「……ご主人。確かに毘沙門天様のお心遣いは、私たち部下の事を深く思って下さっていて、とても喜ぶべきことではあります。しかし、仏門に身を置いている以上、やはりその精進こそが一番大切なんじゃないでしょうか?」
「――」

あまり他人を称賛することはない霖之助だが、この時ばかりは手放しでナズーリンを称賛したかった。
流石は賢将と呼ばれるだけはあるナズーリンは、的確に霖之助の考えていることを察してくれていたらしい。
素晴らしい、と言うより他なかった。
――そして、これでもう安心だろう、そうも霖之助は確信した。
霖之助としても余り乗り気では無く、そしてそれはナズーリンも同様であり、至極尤もな理由で星も諭している。
双方の感情が一致していない以上、毘沙門天としてもこれ以上話を進める大義名分がない。
まさに、完璧であった。

――ナズーリンには、後で何か礼をしなくてはならないな。

それだけの事を、彼女はしてくれたのだ。
それには報いなければならないだろう。
商人としてではなく、友人として、である。

――さて、では何を包むべきか……。

ナズーリンに包むべき品を考え、店の倉庫の在庫を思い浮かべ始めた霖之助であったが、ふと、諭された星の声が耳に届く。
――その考えは、余りにも時期尚早だと、霖之助に告げるために。

「え……う……でも、毘沙門天様も勧めていらっしゃいますし……ナズーリンの言う事も尤もですが……店主さんはお互い知らない人じゃないですから、きっとその辺りは理解してくれると思いますし……」

星の不吉な内容と声色の声に、霖之助の意識は一瞬にして倉庫から店内へと戻る。
――なんだか顔を真っ赤にした星が、両手の人差し指を突き合わせながら、ナズーリンと霖之助の間をちらちら、視線を行ったり来たりさせていた。
まさか星から異論を挟まれるとは思っていなかったのだろう、ナズーリンは酷く驚いた表情を浮かべていた。
まぁそれも尤もかもしれない。
霖之助も、まさか星が反論するとは全く考えていなかったのだから。

「な、ご、ご主人、一体何を――」
「ほう。寅丸は話を進めても構わんと見えるな」

ずず、と、出してから随分と経ってしまった茶を毘沙門天は啜る。
何の変哲もないその音が、何故か霖之助にはやたらと大きく聞こえた。

「いやいや、ご主人、ちょっと考え直して下さい。そもそも霖之助君がこの話に納得しているのかは分からないじゃないですか」

だが、尚もナズーリンの言葉は、的確に霖之助を代弁する。
もはやナズーリンだけが、最も霖之助に実害無くこの場を収めてくれる仲間だった。
――そんな様々な思惑を抱える部下の言葉に、上司はどこか不満そうに口を尖らせる。
そして、言った。
恐らくは間違ってはいないのだろうが、霖之助からすればそれは間違っている、と言わざるを得ない言葉を。

「……だったら、ナズーリンだけ断ればいいじゃないですか」
「――な、何ですって?」
「ですから、もしそう思うなら、ナズーリンは断ればいいじゃないですか。毘沙門天様もどちらか、って仰っていますし。何もナズーリンも無理に一緒に、というわけではないじゃないですか」

ナズーリンの言が余程不満だったのか、いつもよりも強い口調で星はまくし立てる。
そんな星にまた驚いたのか、ナズーリンは狼狽える。
今日のナズーリンは、霖之助が初めて見るほど狼狽えてばかりだった。

「い、いや、まぁそれはそうなんですが……って、それとこれとは話が違うでしょう!?」
「何も違わないじゃないですか。……あ、それとも何ですか。もしかしてあなた、私には上手い事を言って断らせて、自分は承諾するつもりだったんですか?」
「な、ち、違います! そんなつもりは毛頭ありません!」
「……どうでしょうかね。ナズーリンは口では店主さんの事をあれこれ言いますけど、何だかんだ言ってちょくちょくここに来てるらしいじゃないですか」
「な!? だ、誰がそんなでまかせを……!」
「一輪と聖が言ってましたよ。何だか妙に楽しそうに出かけて行くから、とても分かりやすい、って言ってました」
「い、いや、それは……あ、あの二人の勘違いってやつです! 勘繰り過ぎですよ、ご主人!」
「へぇ……そうですか……」

星相手に、珍しくナズーリンは会話の主導権を握られっぱなしだ。
自分以外に主導権を握られ、しどろもどろなナズーリンを、霖之助は初めて見た。
どちらかと言えば、ナズーリンが星を上手く言い包める印象が強かったのだが、どういうわけか今は完全に逆転してしまっている。
――いや、逆転というわけではないか。
立場の強弱で言えば、今のこの様子が本来のものなのだから。
と言うより、ナズーリンもこの縁談に乗り気でないのなら、星から言われた時点でスッパリ断ってしまえばいいのに、どうしてああも狼狽える必要があるのだろうか。
流石は賢将である、と評価を上げたばかりなのに、早速もう下げる事になりそうだ。

「……ふむ……」

そんな二人の様子を見て、毘沙門天は小さく頷いた。
――そう言えば、星もナズーリンも、師であり上司である毘沙門天の存在を忘れていないだろうか。
先ほどまでは霖之助が圧倒される程の機敏、かつ隙のない動きをしていたのに、もうすっかりいつもの二人である。

「……一つ尋ねるが、こやつら、ここではいつもこんな様子であるのか?」
「……そうですね。いつもはもう少し静かで穏やかですが、僕の知る二人はこちらですね」
「ほぅ……」

流石にいつもこんなふうにぎゃあぎゃあ言い合っている、と毘沙門天に思われるのも可哀想だと思う霖之助は、これよりは幾分マシである旨を答える。
それを聞いて、毘沙門天は珍しいものを見るように――そして、どこか自分の娘を見る父親のように、柔らかく笑った。

「――ふ。千年仕えさせて、弟子と部下がこんな顔をするのを初めて見たわ。やはり主の場所は余程居心地がいいと見える。我としても、珍しく腰を落ち着けられる場所であると思うているしな」
「……来客がどんな人物でも拒まないのが、この店の信条ですから。そう言っていただけますと、店主としてとても有り難く思います」

相手が人であれ妖怪であれ神であれ、正当な取引が出来るのがここ香霖堂である。
その正当な取引が出来るためには、この種族だから訪れにくい、自分は誰々だから訪れにくい、というのは非常に宜しくない。
それでは、霖之助が声高らかに掲げている謳い文句に反してしまうことになる。
――だが、神仏である毘沙門天のその一言で、人間、妖怪、悪魔、そして神も、この店が謳い文句を満たしていることが立証されたと言ってもいいだろう。
毘沙門天の来訪という事実に加え、その一言は、香霖堂の箔付けとしては十分なものであった。
まぁ、とは言ったところで――。

「さて。まぁ彼奴らの話はまた後ほどにしておこう。話は戻るが――」

――当面の問題は、何一つ解決していないのだが。

「主は結局のところ、寅丸とナズーリンのどちらが好ましいと思うておる? まぁ本人らがいる前で多少言い辛いではあろうが、所詮参考程度、気にする事も無かろう」
「――」
「――」

毘沙門天の声に、今まであれだけ騒がしく言い合いをしていた星とナズーリンが、何故かぴたりと動きを止めた。
そんな二人には気付かず、実にのんびりと、茶を啜りながら毘沙門天は問うてくる。
――その質問が、少し前に同じ事を聞いて来たものよりも幾分か話が進んでいるような気がしたり、参考程度と言っても気にするなと言う方が無理だろう等と思うところは多々あったが、今はそんな細かい事を気にしている場合ではないだろう。
何故ならば、ぴたりと言い合いを止めた星とナズーリンが、どういう理由かその話題が出た途端、霖之助と毘沙門天をじぃっと凝視してきていたからだ。
いつもの二人のものとはまるで違う、爛々と不吉に光る目で。

「――」

無言の圧力を、感じた。
無論、毘沙門天からではない。
彼は今、霖之助の目の前で、ゆったりとお茶を飲み、霖之助の答えを待っているだけだ。
――発信源は、その後ろ。
言わずもがな、毘沙門天の弟子主従だ。
まるで何かを期待しているような目をしているのが星で、『分かっているな?』とでも言いたげに脅しをかけるように睨んでくるのがナズーリンだ。
星はまだ何とかそんな目をする理由が理解できるが、何だナズーリンのその目は。
睨まれたってこちらは何も出来ない身であると言うのに、睨まれるだけ理不尽というものである。
霖之助は覚り妖怪でも何でもない。
睨まれただけでは、ナズーリンの考えなど分かるはずも無い。

「――はぁ」

とうとう我慢できず、霖之助は溜息を吐いた。
毘沙門天の面前であるとか、そういうのを抜きにしても溜息くらい吐かねばやってられない。

――助けてくれるなら誰でもいい。

このどうにもならない状況を、霖之助は呪った。
幻想郷は有り得ない事が起こる場所であるから、呪っていればいずれは効果が出てくるのかもしれない。
問題は、『現実』と『呪い』のどちらが勝るのか、という事であるが――霖之助の経験上、それはとうに分かりきっているのが悲しい。
もしここに早苗がいてくれたら、その分かりきったことも逆転するのかもしれないが、まずそこから既に『奇跡』であることを考えると、望むべくもないだろう。



嗚呼、現実とは、最後まで非情であった。




web拍手←管理人の心の栄養剤。気軽にどうぞ
PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する
 

霖之助の雰囲気を読んだナズーリンとある意味空気を読んだ星さんの対比が良いですねぇ。
とりあえず店員から始めればいいと思いますよ、霖之助さん。

三原王二郎 | URL | 2010/09/22 (Wed) 07:48 [編集]


さぁ、ナズーリンを選んだ場合と星を選んだ場合、
そしてどっちも選んだ場合を書く作業に戻るんだ!

毘沙門天様が仕事ばっかりで家に帰って来ても家族とあんまり話しないお父さんにしか見えないwww
今回も素晴らしかったです!

唯 | URL | 2010/09/22 (Wed) 16:35 [編集]


なんという板ばさみ
どっちも選べねぇなww
両方もらっちまえばいいんじゃね
まさしくコレだな
3択-ひとつだけ選びなさい
答え1 頭脳明晰な霖之助は突如反撃のアイデアがひらめく
答え2 仲間がきて助けてくれる
答え3 駄目だった。現実は非情である




もしかしてコレが元ネタじゃないよね

猟奇王 | URL | 2010/09/22 (Wed) 23:41 [編集]


毘沙門天が不器用なお父さんに見えるのは気のせいじゃない(キリッ しかし、そのまま話を進めてしまうと夜道が危なくなる…みたいな病んだ展開しか浮かばない俺は病んでますね、間違いなくww

紫(ムラサキ) | URL | 2010/09/23 (Thu) 19:52 [編集]


積極的な星ちゃんも良いですね。

後霖之助、その立ち位置代わってくれ。

豆腐屋 | URL | 2010/09/23 (Thu) 21:59 [編集]


緊迫感に満ちたラストが素晴らしいですなw
どっちを選んでも幸せに、そしてある意味不幸になる気がします。
どちらかしか選べない。
とはいえどちらを選んでもふたりと一緒に住む気がしますw

道草 | URL | 2010/09/24 (Fri) 23:27 [編集]


ついに発売されました!

春到来。2008年で止まっていた季節が動きました。
ホームページの更新なんてやってられねえ。ついに手に入れた香霖堂を傍に置きつつ、ナズー霖の気配を感じてやってまいりました(傍にないと、偽物な気がして怖いのです。

ついに親御さん?登場な回。いつだって、物語をかき回すのは第三者的な位置にいる人(子の場合は柱? 仏さんはどう数えればよかったか)。
星はなんだかんだで乗り気で、ナズーリンは口では嫌だ嫌だと申しながら、内心穏やかでない。大変美味しゅうございました。

毎回、お酒かカフェイン入った飲み物と一緒に楽しませてもらっていますと残して。
ではでは。

コモレビ | URL | 2010/09/30 (Thu) 17:55 [編集]


いいSSですね。普段見れない二人の顔に霖之助はどう動くのか!?考えるのが楽しいです(´Д`)不粋ですがルート別SSをよかったらお願いしますm(_ _)m

通りすがりの東方バカ | URL | 2011/01/30 (Sun) 01:44 [編集]


 
 

トラックバックトラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。